データネット2020 2020年度 大学入試センター試験 自己採点集計

これだけはやっておきたい! センター試験過去問活用術

入試が近づくと気になるのが、過去問を使った試験対策。ただ、試験対策といってもやみくもに問題を解くだけではもったいない。実力がつくセンター試験過去問への取り組み方を考えてみよう。

重要なのは、「準備」、「解く」、「復習する」

いきなり問題を解きたくなる人もいるかもしれないが、重要なのは、「準備」、「解く」、「復習する」の3つのプロセス。

ポイント1.準備

準備とは、問題を解く前のイメージトレーニング、戦術、作戦だ。
例えば、国語は、評論、小説、古文、漢文の四大問で試験時間が80分だから、それぞれ20分で解こう、とか、見直しに10分確保したいから評論20分、小説20分、古文15分、漢文15分、見直し10分にしよう、などと作戦を考えてから、解き始めてみよう。できれば、どの大問からとりかかるのかまでイメージしておくといいよ。
センター試験は時間が足りなくて解ききれなかった、というケースも多いので、本番をイメージしながら、実際に解き始めるのが重要だ。また、何度か解いてみて、うまくいかないところがあれば、解く順序、時間配分を変えるなど作戦変更をして自分にあった解き方を見つけよう。

ポイント2.解く

解くときに重要なのは、本番をイメージして解くこと、復習を考えて解くことの2つだ。
まず、本番をイメージしてというのは、センター試験はマークシート方式なので、実際にマークシートにマークしながら解くには、どれくらい時間が必要だろうか、と想定して解くことが重要。
あらかじめマークする時間と見直しする時間を想定して、解答時間からその時間を差し引いておき、その上で、時間を計りながら、本番さながらに時間を意識して解こう。
また、復習を考えて解くこととは、どこまではわかってどこからがわからなかったのかなどを紙面に残しておくこと。
例えば、A〜Dの4択問題、AかBの2つまで絞って迷って、とりあえずAと解答したときは、問題用紙にC、Dの選択肢には×をつけて、Bのとなりに「迷った」と書く。また、数学で全く手が出なかった問題の横に「全くわからん」と書くなど。あとから問題用紙を見たときにどこまで正解に近づいていたのかがわかるので、復習するときの目安になるように書き残しながら解こう。加えて、正解と思う選択肢には必ず○をつけておこう。センター試験後は、自分の問題用紙を見ながら自己採点をして出願するものなので、解くときに自分がどれを正解として選んだかを残しておくのは鉄則だ。

ポイント3.復習する

復習で、まずすべきは、「時間をかければ解けるのか?」を確認すること。時間を計りながら解く練習も大切だが、復習の際には、「時間をかければ解けたのか、時間をかけても解けなかったのか」を明らかにしよう。
時間をかければ解ける問題の場合、似たような問題を何度も解くことで、スピードも上がるだろうし、また、ほかの問題を解く時間を短縮できれば、得点に結びついたかもしれない。
一方、時間をかけても解けなかった問題については、解くための何かが足りなかったということ。単語・文法を知らなかったのか、公式を忘れていたのか、考え方を知らなかったのか・・・。解説を見て関連する分野や類題を勉強し直すなどしてみよう。

センター試験過去問に挑戦

「データネット2020」では、過去3年分のセンター試験の問題を解くことができる。自分が選んだ選択肢を入力すると、自動で正誤を判定し、面倒な合計点の計算をしてくれる機能や、志望校を登録すれば、自動で志望校の配点にセンター試験の点数を換算して、自分の得点を過去の合格者最低点と比較してくれる機能もある。ぜひ活用してみよう。

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