データネット2020 2020年度 大学入試センター試験 自己採点集計

いよいよセンター試験! 直前期&当日の勉強って何したらいいの?

いよいよ目前に迫ったセンター試験。この時期から本格的にセンター試験の対策を始める人もいるのではないだろうか?今回は、直前期や試験当日の勉強法を紹介するよ。

センター試験対策へと切り替え!直前期の勉強法は?

【お悩み】 センター試験対策と二次試験対策の割合はどうしたらいい?

まわりの受験生の多くが、この時期からセンター試験対策に切り替えたと言ってたけど、具体的には何をしたらいいのか、過去問演習くらいしか思い浮かばなくてとても不安だった。また、第一志望が二次試験重視だったので、二次試験の勉強が少なくなって大丈夫なのかと悩んだ。


【解決1】 センター試験のみの科目、二次試験でも使う科目に分けて戦略を練ろう!

センター試験のみにしか使わない科目と、センター試験にも二次試験にも使う科目とで、戦略を分けて考えよう。また、各科目の配点も考えて、どの科目に時間を割くべきか優先順位をつけると取り組むべき科目が明確になるよ。私の場合は、以下のような配分で勉強したよ。

<学習配分表>
  センター試験にしか使わない科目 センター試験・二次試験に使う科目
センター試験の配点が高い科目 二次試験の配点が高い科目
センター試験過去問 7年〜10年分の過去問を繰り返し解く 10年〜15年分 3年〜5年分
二次試験過去問 × 3年〜5年分 5年〜10年分
目的 センター試験の問題に慣れる センター試験で確実に点数を取る 二次試験で確実に点数を取る

センター試験にしか使わない科目

センター試験過去問 7年〜10年分の過去問を繰り返し解く
二次試験過去問 ×
目的 センター試験の問題に慣れる

センター試験の配点が高い科目

センター試験過去問 10年〜15年分
二次試験過去問 3年〜5年分
目的 センター試験で確実に点数を取る

二次試験の配点が高い科目

センター試験過去問 3年〜5年分
二次試験過去問 5年〜10年分
目的 二次試験で確実に点数を取る

配点と実力を考えて、どの教科にどのくらいの時間を割くべきか戦略を立てると、焦りも少しは軽減できるし、納得感を持って受験勉強に集中できた。

【解決2】 苦手と感じている科目ほど過去問演習をしっかり!

どんな試験であっても過去問演習は重要だけど、センター試験も例外ではない。まずは問題傾向を知り、問題に慣れながら勉強を進めよう。何年分解くかは個人によって違うけど、5年〜10年分くらい解けば問題ないと思うよ。
また、意外と重要なのが、「どの科目も一定以上の点数を取ること」。センター試験では、得意な科目で失敗したって、話もよく聞いた。苦手科目でも一定以上の点数を取ることを目標にしよう!

センター試験対策で重要なのは、「戦略を立てる」こと。時間のないこの時期に、がむしゃらに問題に取り組むことも大切だが、一旦冷静になって、問題の傾向や配点、自分の実力を確認してから問題に取りかかったほうが質の高い受験勉強ができるよ。

どうやって見直しする?空き時間は何をして過ごす?

【お悩み】 問題数が多い科目は大問を見直すので精一杯…

制限時間の5分〜10分前に問題をすべて解き終えた場合、どうやって見直しをすればいいか?特に英語や国語は問題数が多いので、つい最後に解いた大問を見直す程度で終わってしまう人も多い。
また、当日は地歴、国語などの試験の間にそれぞれ1時間ほど空き時間があるけど、何をしていればいいのか不安だった。


【解決】 「マークのズレ」の確認は全科目共通!

見直し時間に必ずやってほしいのは、以下の3点。

1.マークのズレがないか

途中で飛ばした問題のところに、その次の問題のマークをしてしまうことがある。マークがズレていたら、それだけで大部分の問題を失点してしまう。マークミスがないか、しっかりと確認しよう。

2.不安な問題に立ち返って再確認

問題を解くときに、少し時間をかければ解けそうな問題や、解答に不安がある問題に印をつけておこう。時間が余ったらその問題を重点的に見直すようにすると、効率がいい。

3.配点の高い問題、基礎問題を見直し

配点の高い問題や、多くの人が解けるであろう基礎問題は、間違えると差がつきやすい問題でもある。そういった問題は重点的に見直しをして、確実に得点できるようにしよう。特に、基礎問題はケアレスミスなどで失点すると、とてももったいないので、計算ミスがないか確認するようにしよう。
また、試験当日の空き時間は、終わった試験のことは、忘れて、次の試験のことを考えて過ごした方が、いいと思うよ!

センター試験当日は緊張するので、いつも通りの精神状態で試験を受けるのは難しい。その緊張の中で実力を発揮するためにも、時間を計って演習するなど、今から当日を想定した形式でシミュレーションをしておこう。