データネット2020 2020年度 大学入試センター試験 自己採点集計

まだまだ伸ばせる! センター試験得点アップのプチテク集

センター試験本番まであと1カ月、模試や過去問の得点率に満足できているだろうか。「まだ得点を伸ばせるはずだ」と思っている人は、焦らずに、なぜ得点できていないかを考えよう。その助けとなるように、今回は、実際の経験から得点を上げるための簡単なテクニックと対策法を紹介するよ。

英語の悩み

【お悩み】 長文読解に時間がかかり、得点が伸びなかった!

配点の高い長文読解から解き始めたが、問題を解くスピードが遅くて、ほかの問題にかける時間がなくなってしまった。何かいいテクニックはないだろうか。


【解決1】 問題文を先に読むのが鉄板

本文を読んでから問題に取り組んでいたのだが、友達のアドバイスで、順番を逆にしてみた!先に問題に目を通すことで、本文中のどこに解答の根拠があるか、予想しながら本文を読み進められたので、読解と解答、両方のスピードを上げられた。

【解決2】 メモを残しながら本文を読む

一段落読み進めるごとに、大筋の内容をわかる範囲でいいのでメモをした。問題に取り組む時に、解答の根拠にすべき場所を見つけやすくなった。答え合わせの時も、本文のどの部分の理解が間違っていたのか、すぐにわかったので、読解力がアップした。

数学の悩み

【お悩み】 数学T・AとU・Bを合計しても100点に届かない…

模試で、数学T・Aと数学U・Bの合計点が100点に届いたことがなかった。どういう対策をすればいいのか、当時はすごく悩んだ。


【解決1】 教科書をベースに基礎を固めて!

教科書にはごく簡単な問題がたくさん載っている。特に例題は、公式や概念をシンプルに使って解くことができるので、基本を理解するのにうってつけだ。当時は、得点を見てもわかるように基礎が固まっていなかったので、例題をはじめとした教科書の問題を読んだり解いたりして、とにかく基礎の理解を深めることを優先した。

【解決2】 模試や定期テストから「苦手」を特定!

今までに受けた模試や定期テストを見直して、苦手分野を洗い出した。対策しないまま苦手を残していると、「他の人は解ける簡単な問題」を間違えてしまうことになる。逆に、補強しておけば基礎問題に対応できる可能性が高まるので、点数アップに直結した。

国語の悩み

【お悩み】 「引っかけ」の選択肢にハマりやすかった

国語の評論文で、「正しい選択肢」と「引っかけ」の選択肢の2つが最後まで残り、結局、後者を選んでしまうことが多かった。いつも同じパターンで得点を逃していた。


【解決1】 本文と選択肢をよく見比べる

解答の根拠は、必ず本文中にある。少しでも本文と違う点があったら、その選択肢は間違っている可能性が高いと思った方がいい。選択肢の文章と本文を照らし合わせて、本文に書いていないこと、間違っていることがあったら、選択肢のその部分に小さく「×」印をつけよう。解答を絞り込みやすくなる。

【解決2】 筆者の主張を見抜くポイントはコレ!

カンに頼らず、筆者の主張をもとに選択肢を絞ろう。筆者の主張は「…ではないだろうか」「…だと言える」といった形で表されることが多い。また、「しかし」「だが」など、逆接の後ろにも重要な考えが述べられていることが多い。

筆者の主張を見つけたら、その前後の文脈から「主張の根拠」を見つけよう。「なぜなら…」や「…からである」といった表現がヒントになる。見るべき場所さえ間違えなければ、選択肢に迷わなくてすむはず。

自分の得点が伸ばせそうなテクニックを見つけられただろうか。センター試験直前期、最後の最後まであきらめずに、得点の上乗せを狙っていこう。