先輩からの入試直前アドバイス
入試が近づくと気になるのが、昨年、先輩たちが実際にどんな気持ちで、具体的に何の準備をしていたのか。先輩たちの行動を知ることで、受験前にやっておくべきことを確認しよう。
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一生後悔しないために… 出願時に確認すべき3つのポイント
今回は、受験生のキミに向けて、出願時に確認すべき3つのポイントを紹介するよ。募集要項の確認を怠ると、受験勉強の苦労もむなしく、受験できなくなってしまう可能性がある。試験の第一関門だと思って、油断せずに準備しよう。
受験の条件を満たしているか、改めて確認!
入試科目は合っている?
誰もが間違いをしているはずがないと思っても、毎年、この入試科目のミスって、一定数の受験生がやってしまうようだ。特に理科や社会は、大学・学部によって必要とする科目の種類や数が異なるので、確認が必要だ。昨年度まで入試に使われていた科目が今年度変更されている可能性もあるので、もう一度募集要項に目を通そう。
英語検定の利用方法は合っている?
GTECや実用英語技能検定などの英語検定を入試に利用する大学が増えているが、その方法はさまざま。
また、スコアを持っているからといって油断は禁物。GTECを例に挙げると、公式の検定日に受検した場合のみ認定される「OFFICIAL SCORE CERTIFICATE」に限る、スコアレポートの原本を提出しなければならない、など、入試に利用する上での条件がいくつかある。東洋大学の「一般入試(前期日程のみ)」でGTECのスコアを利用する場合は、「OFFICIAL SCORE CERTIFICATE」を提出しないといけない。どの検定をどういう条件で利用できるのか、見落とさないことが大切だ。大学の出願要件をしっかり確認しよう。困ったら学校の先生に相談してみるといい。
絶対に避けたい書類の不備!
WEB出願でも書類は必要!
WEB出願の多くは、インターネットだけでは出願が完結しない。調査書やプリントアウトした受験票、写真等が必要になるケースがほとんどだ。調査書の発行に時間がかかることもあるので、早めに準備しよう。
調査書は「厳封」したままにしておくこと
高校に発行してもらう調査書は、封を閉じたところに押印やサインがされていたりする。調査書の提出を必要とする多くの大学は、書き換えなどの不正行為を防ぐため、この「厳封」状態のまま送るように指示している。気になって開けてしまった、なんてことがないようにしよう。
筆記用具にも指定がある
「黒のボールペン以外は禁止」など、願書を書く際の筆記用具は色まで指定されていることがある。間違わないように注意しよう。万が一書き間違えてしまった場合は、焦らずに募集要項を確認。たいてい対応の仕方が記載されている。それだけで減点されることはまずないが、心配なら大学の入試課に問い合わせるといい。
郵送にも細かいルールがある!
「消印有効」?それとも「必着」?
出願締め切りには「消印有効」と「必着」の2種類がある。「消印有効」の場合、締め切り日までに郵便局で受け付けてもらえばOKだが、「必着」の場合は、締め切り日までに大学に願書が届いていなければならない。この2つを混同していると、最悪出願を受け付けてもらえなくなってしまう。どちらにしても、期日に余裕を持って提出しよう。
「速達」や「簡易書留」などの指定に注意
「速達」「簡易書留」など、郵送の方法を指定している大学もある。出願用の封筒に印字されているとは限らないので、募集要項をしっかりと確認しよう。