問題講評 歴史総合
近現代史の大まかな時代理解や、多様な資料を読み解く力が重視された。難易は昨年並
第1問は「歴史総合、日本史探究」、第2問は「歴史総合、世界史探究」との共通問題であった。昨年同様に多様な資料から情報を読み解く出題や、歴史総合で求められる概念的理解を必要とする出題がみられた。特に、近現代の歴史の時期や推移に着目することが求められた。現代的な諸課題とその解決策が扱われた。難易は昨年並。
1.全体概況
| 大問数・解答数 | 大問数2、解答数16個は昨年から変更なし。第1問は「歴史総合、日本史探究」の第1問と共通問題、第2問は「歴史総合、世界史探究」の第1問と共通問題であった。 |
|---|---|
| 出題形式 | 文章選択問題と組み合わせ問題を中心に出題された。班別学習の場面において、生徒が作成したパネルやレポート、地図、図表、グラフなど、多様な資料が用いられた。一方で、文献資料は用いられなかった。 |
| 問題量 | 16ページ |
| 難易 | 難易は昨年並。 |
2.大問別分析
第1問「災害の歴史」 (25点)
「歴史総合、日本史探究」の第1問と共通問題。Aでは災害の要因や開発との関係、Bでは災害への対応や災害後の社会が主題として設定された。問4では、時期に注目するとともに、冷戦に関する概念的理解を用いて図を読み、当時の政治体制について判断することが求められた。問7では、1990年代以降の日本における地震の発生と、それに対する歴史資料の保全活動に向けた民間団体と政府の動きを事例に、現代的な諸課題とその解決策が取りあげられた。
第2問「近現代における都市の変容」 (25点)
「歴史総合、世界史探究」の第1問と共通問題。Aではパリと東京に着目しながら多様な資料を考察する出題がなされ、Bでは植民地化されたアジアの都市としてサイゴン、京城、香港の歴史が扱われた。問1では、「近代化」が進む時期に生じた社会の変容を判断することと、資料に示される情報を具体化することが求められた。問8では、Bパートのまとめとして3つの都市の住民構成が分かるグラフを比較し、パート内で与えられた情報に基づいてメモの内容の正誤を判断できるかがポイントとなった。
3.過去5ヵ年の平均点(大学入試センター公表値)
| 年度 | 2025 | 2024 | 2023 | 2022 | 2021 |
|---|---|---|---|---|---|
| 平均点 | 24.83 | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ |
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