データネット2026 2026年度 大学入学共通テスト 自己採点集計

問題講評 公共,政治・経済

SDGsやパレスチナ問題などの今日的な課題をテーマに基本的な知識が問われた。難易は昨年並

第1問・第2問は「地理総合/歴史総合/公共」の『公共』と「公共、倫理」との共通問題であった。全体として、資料から必要な情報を的確に読み取り、判断する力が問われた。また、国際政治・国際経済分野からの出題が昨年より増加し、連動型の出題もみられた。難易は昨年並。

1.全体概況

大問数・解答数 大問数は6、解答数は昨年の32個から34個に増加した。第1問・第2問は『公共』「公共、倫理」との共通問題であった。
出題形式 組合せ問題が21問、6択の問題が6問、7択の問題が3問、8択の問題が2問出題された。また、連動型問題が2問出題された。例年通り、生徒がまとめたメモや資料中の空欄に入るものの組合せを選択する問題がみられた。また、全大問において生徒の会話文や学習場面が設定されていた。
問題量 昨年並。
難易 昨年並。

2.大問別分析

第1問「公正な社会の実現と社会保障」 (12点) 

『公共』「公共、倫理」と共通問題。大問を通して、社会保障に関する生徒の思考の過程を追う構成であった。問1は、公助と共助についての具体的事例が出題されるとともに、社会保障制度の基本的な考え方について、ロールズの公正としての正義における格差原理と結びつける出題であった。 

第2問「グローバル化社会の文化や宗教」 (13点) 

『公共』「公共、倫理」と共通問題。大問全体が、グローバル化が進む現代社会の文化や宗教について生徒たちが探究を進めていく構成であった。問4は宗教のさまざまな捉え方を踏まえ、年中行事やマンガなど身近な文化的事柄がどのような意味を持つのかを、宗教と関連付けながら考察する力が問われた。

第3問「グローバル化する国際社会の課題」 (19点) 

国際協調と多国間での取り組みという観点で、国際政治・国際経済分野から出題された。問1は保護貿易と自由貿易それぞれについてのねらいを考察させる連動型の出題であった。問6ではパレスチナ問題の解決に向けた、国連の対応に関する時事的な内容が問われた。

第4問「バブル経済崩壊後の日本経済および国内政治の仕組み」 (19点) 

政治・経済分野からの出題であった。バブル経済崩壊後の日本経済をテーマに、基本的な内容が問われた。問4では架空の国会の議席数をもとに国会議決について判断させる出題であった。問6では裁判所の違憲審査権の行使のあり方をめぐる連動型の出題がみられた。

第5問「人口減少にともなう地域の政治や経済の課題」 (18点) 

政治・経済分野からの出題であった。人口減少にともなう地域の政治・経済の課題をテーマに出題された。問4は地方公共団体における政治の仕組みについて基本的な知識が問われた。問5は宿泊税を題材に、価格弾力性と応能負担・応益負担の考え方を判断する力が求められた。

第6問「SDGsからみた地球規模の課題とその解決」 (19点) 

国際政治・国際経済分野からの出題であった。生徒がSDGsの観点から国際的な諸課題について考察する設定の問題であった。問2では、地球サミット、京都議定書、名古屋議定書の成立年代が問われた。問6ではNGOの活動と核兵器禁止条約の関係性についての知識が求められた。

3.過去5ヵ年の平均点(大学入試センター公表値)

年度 2025 2024 2023 2022 2021
平均点 62.66 44.35 50.96 56.77 57.03

問題講評へ

データネット実行委員会 駿台予備学校/ベネッセコーポレーション