問題講評 英語【リーディング】
大問数・解答数・出題形式に大きな変化は見られなかった。昨年よりやや易化
題材は昨年同様、日常的な文章から説明文まで様々なものが扱われた。設問では、出来事の順序を問う問題や、複数の資料を読んで内容を整理する問題、文章の論理構成に配慮して訂正する問題などが出題され、昨年同様に多面的に情報を処理することが求められた。素直で取り組みやすい問題が多く、昨年よりやや易化。
1.全体概況
| 大問数・解答数 | 大問数8、解答数44個は、昨年から変更なし。 |
|---|---|
| 出題形式 | 昨年と同様、全大問が読解形式であり、題材は日常的な文章から説明文まで様々なものが扱われた。設問では、昨年見られなかった新形式の問題も数問出題された。また、出来事の順序を問うものやプレゼンテーションのスライドを完成させるものなどが出題され、多面的に情報を処理する力が求められた。 |
| 問題量 | 素材文語数は、昨年から約100語減少(約4200語→約4100語)。 |
| 難易 | 昨年よりやや易化。 |
2.大問別分析
第1問「情報・意図の読み取り」 (6点)
「ダンスコンテストでの衣装」についてダンス部員がやりとりしているテキストメッセージを読む問題が出題され、基本的な読解力が問われた。素直な問いで、取り組みやすかった。
第2問「概要・要点の把握、情報整理」 (12点)
「大学寮の満足度調査の結果」に関する、大学と利用者の意見をまとめたウェブサイトを読み、意見を整理する問題が出題された。概要や要点を把握したり、複数の情報を整理したりする問題が出題された。
第3問「短い文章の概要把握」 (9点)
「瞑想中に飛んできた虫」についての短い物語が取り上げられ、出来事の順番や登場人物の気持ちの理解を問う問題が出題された。
第4問「文章の論理展開把握・推敲」 (12点)
「エコ活動の勧め」をテーマに、自分が書いた原稿に対する教師のコメントを踏まえて、文章の論理の構成や展開に留意して推敲し、適切に訂正する力が問われた。与えられた一文を挿入する適切な箇所を選ぶ、新形式の問題が出題された。
第5問「複数素材からの情報読み取り」 (16点)
「図書館の絵本フェア」についてのチラシや、オンラインフォーム、図書館からの返信メールを読み、示されている情報をまとめる問題が出題された。また、メールの内容から推論して答える問題も出題された。
第6問「概要把握、要点整理」 (12点)
「剣道部の中学生をおにぎり店の店主が励ます物語」を読んで、それに関する概要をまとめた資料を完成させる問題であった。出来事を時系列に並べる問題が出題されたが、現在から出来事を振り返っていることを理解する必要があった。
第7問「概要・要点・論旨の把握」 (16点)
「マインド・ワンダリング(心のさまよい)とその効用」に関する文書を読んで、授業で議論するためのスライドをまとめる問題であった。難解な科学用語が含まれている文章から、その記述を忠実に追って解答する設問が複数出題された。4人の生徒のうち、効用が得られると思われる2人の組合せを選ぶ新形式の問題が出題された。
第8問「論点整理・アウトライン作成」 (17点)
「スポーツ競技を支える設備の進歩の是非」に関する5人の意見を読んだうえで、与えられた立場でエッセイを完成させる問題であった。3つのステップに沿って、「複数の人の意見を読んで、それぞれの論点を理解する」→「提示された立場に合う意見が誰のものか、その意見に共通する論点は何かを整理する」→「複数の資料から、その立場に合う理由や根拠を判断する」というエッセイのアウトラインを組み立てるスタイルで、複数の情報をもとに整理・判断する力が問われた。
3.過去5ヵ年の平均点(大学入試センター公表値)
| 年度 | 2025 | 2024 | 2023 | 2022 | 2021 |
|---|---|---|---|---|---|
| 平均点 | 57.69 | 51.54 | 53.81 | 61.80 | 58.80 |
データネット実行委員会 駿台予備学校/ベネッセコーポレーション