データネット2026 2026年度 大学入学共通テスト 自己採点集計

問題講評 物理基礎

今年は、台車の運動や比熱を測定する装置に関する探究的な問題がみられた。昨年より易化

スマートフォンに内蔵されたセンサーを用い、磁場の強さを読み取って台車の運動について考察する問題や、温度による抵抗値の変化を利用した物質の比熱を測定する装置や方法に関する探究的な問題が出題された。「ウェーブ」という身近な体験から、波に関する基本量が問われた。昨年より易化。

1.全体概況

大問数・解答数 大問数3は、昨年から変更なし。昨年15個であった解答数は14個に減少した。
出題形式 数値選択問題を中心に出題された。
問題量 昨年並。
難易 昨年より易化。

2.大問別分析

第1問「小問集合」 (16点) 

物体の運動とエネルギー、電気、エネルギーとその利用、波の各分野から出題された。 問2では、抵抗の性質や抵抗率の単位が問われた。問3は、放射線や放射能の強さを表す単位について、会話文の空欄を補充する問題であった。ニュースなどでも耳にするベクレルとシーベルトとの違いが問われた。問4は、「ウェーブ」という身近な題材をもとに、波の伝わり方を考察させる問題であった。問題で与えられた数値を的確に波の基本量に対応させる必要があった。物理量を扱う際に単位まで意識をさせる問題が出題された。

第2問「物体の運動とエネルギー」 (16点) 

スマートフォンに内蔵されたセンサーを用いて、磁場の強さを読み取り、台車の運動について考察するという目新しい題材が出された。測定された磁場の強さのピークと幅が台車の速さによって異なることを読み取ることで、問2は等速直線運動、問3は等加速度直線運動の場合について、磁場の強さの時間変化の結果を推定し、適当なグラフを選択する問題であった。問4では、v-tグラフの数値を読み取り、その傾きから台車の加速度を決定する必要があった。

第3問「熱、電気」 (18点) 

Aは、物質の加熱と冷却の問題であった。問2では、加熱した銅製容器に水を注ぐことで生じる銅製容器の温度降下が問われた。水の昇温過程と蒸発過程で水が吸収した熱量を求め、それを用いて銅製容器の温度降下を求めればよい。Bは、温度による抵抗値の変化を利用した比熱の測定装置に関する出題であった。問5は、試料の比熱を求めるために予備測定で加えられた熱量と、本測定で加えられた熱量の比を計算する問題であった。実験装置や測定方法が説明されている問題文の中から必要な情報を読み取り、計算する必要があった。

3.過去5ヵ年の平均点(大学入試センター公表値)

年度 2025 2024 2023 2022 2021
平均点 24.78 28.72 28.19 30.40 37.55

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