全国 医学部医学科
分析レポート
※動向分析の文中の数字は「対前年指数」で、データネットにおける前年度の志望者数を100としたときの、今年度の志望者数の割合を示す。
※特に記載がない場合の数値は一般枠の集計を示す。
※【入試変更点】に記載の試験科目変更及び配点変更は、該当科目のみ記載。
<全体>
【前期日程】
・全体では、指数99と前年並。一般枠と地域枠等別では、一般枠は指数99の前年並、地域枠等は指数108と増加。
【後期日程】
・全体では、指数93とやや減少。
<北海道・東北>
■入試変更点
大学 | 日程 | 変更点 | 2024年度入試 | 2023年度入試 |
---|---|---|---|---|
山形大 | 前 | 個別国語除外 | 数+理2+外+面 | 国+数+理2+外+面 |
■動向分析
【前期日程】
・北海道・東北地区全体では、指数103とやや増加。
・秋田大は、2023年度入試で志願者数が増加した反動はなく、指数127と増加。第1段階選抜通過ラインは675点(75.0%)と予想。
・山形大は、2024年度入試で個別の試験科目から国語が除外。2023年度入試で志願者数は前年並だったが、指数91と減少。第1段階選抜通過ラインは635点(70.6%)と予想。
【後期日程】
・北海道・東北地区全体では、指数99と前年並。
・山形大は、2023年度入試で志願者数が増加した反動で、指数86と減少。第1段階選抜通過ラインは735点(81.7%)と予想。
<関東・甲信越>
■入試変更点
大学 | 日程 | 変更点 | 2024年度入試 | 2023年度入試 |
---|---|---|---|---|
山梨大 | 後 | 共通テストの配点変更 | 国<200>+歴公<100>+数2<200>+理2<200>+外<200>=総点<900> | 国<200>+歴公<100>+数2<100>+理2<100>+外<600>=総点<1,100> |
山梨大 | 後 | 個別外国語追加 個別配点変更 |
数<600>+理2<1,000>+外<600>+面<100>=総点<2,300> | 数<600>+理2<600>+面<総合評価>=総点<1,200> |
信州大 | 前 | 募集人員変更 | 85人 | 95人 |
横浜市立大 | 前 | 募集人員変更 | (一般枠)58人、(地域医療枠)9人、 (神奈川県指定診療科枠)3人 |
(一般枠)58人、(地域医療枠)9人、 (神奈川県指定診療科枠)2人 |
■動向分析
【前期日程】
・関東・甲信越地区全体では、指数100と前年並。
・東京医科歯科大は、2023年度入試で志願者数は前年並だったが、指数113と増加。第1段階選抜通過ラインは150点(83.3%)と予想。
・横浜市立大は、2024年度入試で神奈川県指定診療科枠の募集人員が2人→3人と1人(50.0%)増加。2023年度入試では地域医療枠、神奈川県指定診療科枠と合わせ志願者数は前年と同数だったが、地域医療枠、神奈川県指定診療科枠と合わせた指数90と減少 している。第1段階選抜通過ラインは750点(75.0%)と予想。
・信州大は、2024年度入試で募集人員が95人→85人と10人(11.0%)減少。2023年度入試で志願者数は前年並だったが、指数90と減少。第1段階選抜通過ラインは310点(68.9%)と予想。
【後期日程】
・関東・甲信越地区全体では、指数105とやや増加。
・千葉大は、2023年度入試で志願者数は前年並だったが、指数101と引き続き前年並。第1段階選抜通過ラインは785点(87.2%)と予想。
・山梨大は、2024年度入試で個別の試験科目に外国語が追加され、共通テスト・個別試験いずれも配点が変更になった。2023年度入試で志願者数が減少した反動は小さく、指数107とやや増加。第1段階選抜通過ラインは720点(80.0%)と予想。
<東海・北陸>
■入試変更点
大学 | 日程 | 変更点 | 2024年度入試 | 2023年度入試 |
---|---|---|---|---|
金沢大 | 前 | 募集人員変更 | 82人 | 84人 |
岐阜大 | 前 | 第1段階選抜基準変更 | 約3.0倍 | 約9.0倍 |
浜松医科大 | 前 | 募集人員変更 | (一般枠)69人、(地域枠)6人 | (一般枠)68人、(地域枠)7人 |
名古屋市立大 | 前 | 第1段階選抜基準変更 | 総配点550点中概ね73%以上の者を対象に募集人員の約3.0倍 ※上記の基準は共通テストの得点平均が前年度と同程度の場合の数値、 実際の実施基準は2024年1月18日頃にWebで公表 |
「総配点550点中概ね71%以上の者を対象に募集人員の約3.0倍」を 2023年1月18日に「総配点550点中400点以上(概ね73%以上)の者を対象に約3.0倍」に変更 |
■動向分析
【前期日程】
・東海・北陸地区全体では、指数97とやや減少。
・金沢大は、2024年度入試で募集人員が84人→82人と2人(2.4%)減少。2023年度入試で志願者数が増加した反動で、指数92と減少。第1段階選抜通過ラインは330点(73.3%)と予想。
・岐阜大は、2024年度入試で第1段階選抜の基準が、約9倍→約3倍に変更。2023年度入試で志願者数が増加した反動で、指数82と減少。第1段階選抜通過ラインは670点(74.4%)と予想。
・浜松医科大は、2024年度入試で募集人員が一般枠68人→69人と1人(1.5%)増加、地域枠で7人→6人と1人(14.3%)減少。2023年度入試で志願者数が増加した反動で、指数90と減少。第1段階選抜通過ラインは635点(70.6%)と予想。
・名古屋市立大は、2024年度入試で第1段階選抜の基準が、共通テストの合計が550点満点中概ね73%以上の者を対象に募集人員の約3倍とし、実施基準を2024年1月18日頃に公表するとした。2023年度入試で志願者数が増加した反動は小さく、指数96とやや減少。第1段階選抜通過ラインは410点(74.5%)と予想。
【後期日程】
・東海・北陸地区全体では、指数86と減少。
・浜松医科大は、2023年度入試で志願者数が2.4倍近く増加した反動で、指数74と減少。第1段階選抜通過ラインは760点(84.4%)と予想。
<近畿>
■入試変更点
大学 | 日程 | 変更点 | 2024年度入試 | 2023年度入試 |
---|---|---|---|---|
滋賀医科大 | 前 | 募集人員変更 | (一般枠)53人、(地域医療枠)7人 | (一般枠)55人、(地域医療枠)5人 |
奈良県立医科大 | 前 | 共通テストの配点変更 | 国<100>+歴公<100>+数2<200>+理2<300>+外<200>=総点<900> | 国<100>+歴公<100>+数2<200>+理2<300>+外<200>=総点<450> ※最終合格者決定の際には、共通テスト得点の合計を1/2倍にし、450点満点とする |
奈良県立医科大 | 前 | 個別教科試験除外 個別小論文追加 個別配点変更 |
論<100>+面<総合評価>=総点<100> | 数<150>+理<150>+外<150>+面<総合評価>=総点<450> |
■動向分析
【前期日程】
・近畿地区全体では、指数97とやや減少。
・滋賀医科大は、2024年度入試で募集人員が一般枠55人→53人と2人(3.6%)減少、地域医療枠5人→7人と2人(40.0%)増加。2023年度入試で志願者数が減少した反動で、指数120と増加。第1段階選抜通過ラインは655点(72.8%)と予想。
・奈良県立医科大は、2024年度入試で個別試験の教科試験を除外し、小論文を追加し、共通テスト・個別試験いずれも配点が変更になった。2023年度入試で志願者数が増加した反動で、指数62と減少。第1段階選抜通過ラインは580点(64.4%)と予想。
【後期日程】
・奈良県立医科大は、2023年度入試で志願者数が減少した反動はなく、指数82と引き続き減少。第1段階選抜通過ラインは735点(81.7%)と予想。
<中国・四国>
■入試変更点
大学 | 日程 | 変更点 | 2024年度入試 | 2023年度入試 |
---|---|---|---|---|
岡山大 | 前 | 英語資格・検定試験の成績の任意提出導入 | 英語資格・検定試験の成績が、大学の定めるCEFR相当レベルがC2またはC1である場合は、 共通テストで課す外及び個別等で課す外の成績をいずれも満点とみなす | - |
愛媛大 | 前 | 共通テスト英語の配点変更 | リーディング<80>+リスニング<20>=合計<100> | リーディング<90>+リスニング<10>=合計<100> |
■動向分析
【前期日程】
・中国・四国地区全体では、指数107とやや増加。
・鳥取大は、2023年度入試で各県枠と合わせ志願者数が5年ぶりに増加した反動はなく、各県枠と合わせた指数114と増加。
・愛媛大は、2024年度入試で共通テストの英語の配点をリーディング<90点>+リスニング<10点>=合計100点→リーディング<80点>+リスニング<20点>=合計100点に変更。2023年度入試で志願者数が減少した反動で、指数122と増加。第1段階選抜通過ラインは315点(70.0%)と予想。
【後期日程】
・山口大は、2023年度入試で地域枠と合わせて志願者数は44%減少した反動はなく、指数96とやや減少。第1段階選抜通過ラインは740点(82.2%)と予想。
<九州・沖縄>
■入試変更点
大学 | 日程 | 変更点 | 2024年度入試 | 2023年度入試 |
---|---|---|---|---|
長崎大 | 前 | 募集人員変更 | 76人 | 71人 |
鹿児島大 | 後 | 第1段階選抜基準変更 | 約10倍 | 約8.0倍 |
■動向分析
【前期日程】
・九州・沖縄地区全体では、指数92と減少。
・佐賀大は、2023年度入試で志願者数が5年連続減少した反動はなく、指数91と減少。第1段階選抜通過ラインは410点(65.1%)と予想。
・長崎大は、2024年度入試で募集人員が71人→76人と5人(7.0%)増加。2023年度入試で志願者数が減少した反動は小さく、指数99と前年並。第1段階選抜通過ラインは290点(64.4%)と予想。
【後期日程】
・九州・沖縄地区全体では、指数87と減少。
・宮崎大は、2023年度入試で志願者数が3倍以上の増加の反動で、指数80と減少。第1段階選抜通過ラインは740点(82.2%)と予想。
・鹿児島大は、2024年度入試で第1段階選抜の基準が、8倍→10倍に変更。2023年度入試で志願者数が減少した反動はなく、指数97とやや減少。第1段階選抜通過ラインは760点(84.4%)と予想。