データネット2021 2021年度 大学入学共通テスト 自己採点集計

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分析レポート

※「対前年指数」とは、データネットにおける前年度の志望者数を100としたときの、今年度の志望者数の割合を示す。

前期日程

【入試変更点】
・医学部医学科で新型コロナウイルス感染症対策として、面接を書類審査に変更。
 個別試験の国語の出題範囲を現代文のみにする(古文・漢文を除く)。
・医学部保健学科で入試科目に国語を追加。

【志望動向】
・大学全体では、対前年指数105とやや増加となっている。文理別の対前年指数をみると、文系は106、理系は104と、どちらもやや増加となっている。

・文学部は、2年連続志願者数が減少した反動から、対前年指数115の増加となっている。

・法学部は、2020年度入試で志願者数が減少した反動から、対前年指数105とやや増加している。

・経済学部は、2年連続志願者数が減少した反動から、対前年指数103のやや増加となっている。

・教育学部は、2020年度入試で志願者数が減少した反動はなく、対前年指数91の減少となっている。

・情報学部は、学部全体の対前年指数が118と増加しており、学科別では、3学科すべてで増加しており、コンピュータ科学科が123、人間・社会情報学科が115、自然情報学科が113の増加となっている。

・理学部は、対前年指数102で前年並となっている。

・工学部は、学部全体の対前年指数が102と前年並。学科別では、環境土木・建築学科が117、物理工学科が114の増加、エネルギー理工学科が106、マテリアル工学科が103のやや増加。一方で、化学生命工学科は92の減少、電気電子情報工学科が95のやや減少となっている。

・新型コロナウイルス感染症対策として、面接を書類審査に変更し、個別試験の国語の出題範囲を現代文のみにする医学部医学科は、対前年指数112の増加となっている。

・医学部保健学科は、入試科目に国語が追加されたことから学科全体の対前年指数が93とやや減少となっている。専攻別では、看護学専攻が103のやや増加、検査技術科学専攻が100の前年並となっている。一方で、作業療法学専攻は78、放射線技術科学専攻は86、理学療法学専攻は88の減少となっている。

・農学部は、学部全体の対前年指数は111の増加となっている。学科別にみても、すべての学科で志望者が増加しており、生物環境科学科116、資源生物科学科110、応用生命科学科110の増加となっている。

後期日程

【入試変更点】
・医学部医学科では新型コロナウイルス感染症対策として、2段階選抜廃止を取りやめ、第1段階選抜基準を12倍に変更。

【志望動向】
・募集人員5人のみの医学部医学科は、新型コロナウイルス感染症対策として、予定していた2段階選抜廃止を取りやめ、第1段階選抜基準を12倍に変更するが、対前年指数138の増加となっている。出願の目安となるデータネットB判定値得点率は91.1%となっており、第1段階選抜通過ラインは775点(86.1%)と予想される。