データネット2021 2021年度 大学入学共通テスト 自己採点集計

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分析レポート

※「対前年指数」とは、データネットにおける前年度の志望者数を100としたときの、今年度の志望者数の割合を示す。

前期日程

【入試変更点】
・工学部応用化学科では、募集人員が一般前期78人から85人に変更となる。
・工学部情報知能工学科では、募集人員が一般前期85人から90人に変更となる。
・農学部資源生命科学科応用植物学コースでは、募集人員が一般前期22人から21人に変更となる。
・海事科学部を海洋政策科学部海洋政策科学科に改組し、募集人員が一般前期143人から145人に変更となる。また、一般選抜で新たに文系科目重視型を実施する。

【志望動向】
・大学全体では対前年指数107とやや増加している。文系は指数102と前年並、理系は指数113と増加している。

・文学部は、2020年度入試で志願者数が増加したが、その反動はみられず対前年指数109と増加している。

・法学部は、対前年指数99と前年並となっている。

・経済学部は、2020年度入試で志願者数が減少したが、その反動はみられず対前年指数95とやや減少している。選抜区分別では、総合選抜で99と前年並、英数選抜は82と減少、数学選抜は75と減少している。なお、個別試験で英語、数学、国語を受験すれば、3区分すべての選抜対象となることから、基本的には3教科受験をすることが得策だといえる。

・経営学部は、2020年度入試で志願者数が増加したが、その反動はみられず対前年指数104とやや増加している。経営学部は共通テストの成績優秀者および個別試験の成績優秀者からそれぞれ募集人員の約30%を優先的に選抜することから、データネットB判定値得点率に届かなかった受験生も個別試験での逆転をめざしてほしい。

・国際人間科学部は、学部合計では2020年度入試で志願者数が減少したが、その反動はみられず対前年指数94とやや減少している。募集単位別では、子ども教育学科が103とやや増加、一方で環境共生学科は文科系が85、理科系が92と減少している。

・理学部は、対前年指数125と増加している。学科別では、惑星学科が98と前年並だが、他の4学科はいずれも増加しており、特に化学科は153と大きく増加している。

・工学部は、対前年指数120と増加している。学科別では、情報知能工学科は系統への人気の高さから152と大きく増加している。一方で、市民工学科は2020年度入試で6学科中では唯一志願者数が増加した反動もあり、87と減少している。

・海事科学部から改組される海洋政策科学部は、募集単位として前期に文系科目重視型(募集人員30人)が新設され、志望者は84人となった。

・農学部は、2020年度入試で志願者数が減少した反動で、学部全体では対前年指数109と増加している。学科・コース別では、食料環境システム学科食料環境経済コースが128、生命機能科学科応用生命化学コースが125、生命機能科学科応用機能生物学コースが124と、大きく増加している。一方で、資源生物科学科応用植物学コースが80、資源生命科学科応用動物学コースが92と減少している。なお、コースは第6志望まで出願できるので、データネットB判定値得点率や第2回ベネッセ・駿台記述模試のB判定偏差値等を参考に慎重に志望順位を決定してもらいたい。

・医学部医学科は、2020年度入試で3年連続志願者数が減少した反動で、対前年指数132と増加している。第1段階選抜基準が絶対基準の得点から志願倍率に変更された影響は見られない。なお、データネットB判定値得点率は87.5%なので、これを目安に出願したい。

・医学部保健学科は、2020年度入試で志願者数が減少したが、その反動みられず学科全体では対前年89と減少している。専攻別では、理学療法学専攻で120と増加。一方、看護学専攻が79、作業療法学専攻が80、検査技術科学専攻が85といずれも減少している。なお、作業療法学専攻で後期が廃止されるが、前期日程募集人員の変更はない。

後期日程

【入試変更点】
・工学部応用化学科では、募集人員が一般後期26人から18人に変更となる。
・工学部情報知能工学科では、募集人員が一般後期20人から15人に変更となる。
・医学部保健学科作業療法学専攻では、後期日程を廃止する。
・海事科学部を海洋政策科学部海洋政策科学科に改組し、募集人員が後期47人から40人に変更となる。

【志望動向】
・大学全体では、2020年度入試で2年連続志願者数が減少した反動で、対前年指数111と増加している。

・文学部は、2020年度入試で志願者数が減少した反動で、対前年指数111と増加している。

・法学部は、2020年度入試で志願者数が4年ぶりに減少した反動で、対前年指数111の増加となってい
る。

・国際人間科学部は、2020年度入試で志願者数が増加した反動はみられず、学部全体の対前年指数は112と増加している。学科別の対前年指数をみると、発達コミュニティ学科が126、グローバル文化学科が111、環境共生学科が108と増加している。一方で、子ども教育学科が96とやや減少している。

・理学部は、学部全体では2020年度入試で2年連続志願者数が減少した反動で、対前年指数113と増加している。学科別の対前年指数をみると、生物学科が170と増加がめだつ。

・工学部は、学部全体では対前年指数116と増加している。学科別の対前年指数をみると、市民工学科が102と前年並となっており、それ以外の学科は増加している。中でも情報知能工学科が132、電気電子工学科が124、建築学科が114と増加、機械工学科が106、応用化学科が105とやや増加している。今後の志望変更による流入も考えられるので、データネットB判定値得点率を参考に出願を行ってほしい。

・医学部保健学科は、対前年指数102と前年並だが、廃止となる作業療法学専攻を除くと112の増加となっている。

・農学部は、2020年度入試で志願者数が18%増加した反動はみられず、対前年指数105とやや増加している。学科・コース別に対前年指数をみると、食料環境システム学科生産環境工学コースで135、
資源生命科学科応用動物学コースが129と増加がめだつ。一方で、資源生命科学科応用植物コースが89、食料環境システム学科食料環境経済学コースが91と減少している。