東京工業大 大学情報
分析レポート
※「対前年指数」とは、データネットにおける前年度の志望者数を100としたときの、今年度の志望者数の割合を示す。
前期日程
・前期日程では、個別試験の得点のみで合否判定が行われる。ただし、センター試験5教科7科目で「英語(リスニング)」を含む950点満点中600点(英語以外の外国語を選択した場合やリスニング免除者については外国語200点を250点に換算する)の基準点に満たない場合は出願できないので、注意してほしい。
・2019年度入試で、4年ぶりに志願者数が減少した反動はなく、大学全体の志望者数の対前年指数は92と減少している。なお、前期日程の出願にあたっては、第3志望の学院まで記入できるので、データネットB判定値得点率やベネッセ・駿台記述模試のB判定偏差値等を参考に第2志望、第3志望の学院を決定してほしい。
・学院別の志望者数の対前年指数は、生命理工学院が111で最も大きく増加している。一方で、情報理工学院は対前年指数82と最も大きく減少している。他の学院では、理学院が前年並、工学院、物質理工学院の2つの学院はいずれも10%以上の減少となっている。
・情報理工学院は、データネットB判定値得点率が86.3%で、6つの学院の中で最も高く、志望者数は減少しているものの少数激戦の厳しい入試が予想される。一方で、生命理工学院は志望者数の増加はあるもののデータネットB判定値得点率は82.6%で6つの学院の中で最も低くなっている。
後期日程
・後期日程は、生命理工学院のみの募集だが、第1段階選抜はセンター試験5教科7科目で実施され、個別試験は総合問題が出題される。総合問題では、高等学校までに学ぶ理系科目(化学基礎および化学)を中心とした設問により、基礎学力および論理的な思考力が評価される。合否判定は、センター試験が数学I・A、数学II・B、理科2科目、外国語の3教科5科目の合計250点、個別試験が200点の合計450点で行われ、配点はセンター試験重視となっている。
・志望者数は対前年指数89と減少している。なお、第1段階選抜通過ラインは、950点満点で810点、得点率85.3%の高得点を予想しているので、十分に注意して出願してほしい。