データネット2019 2019年度 大学入試センター試験 自己採点集計

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分析レポート

※「対前年指数」とは、データネットにおける前年度の志望者数を100としたときの、今年度の志望者数の割合を示す。

前期日程

・大学全体では、対前年指数94とやや減少しており、2018年度入試で志願者数が増加した反動がみられる。

・文学部は、対前年指数98と前年並で、2018年度入試で志願者数が2年連続増加した反動はあまりみられない。ただし、募集人員が190人→170人に10.5%減少するため、競争はやや厳しくなりそうなので注意したい。

・法学部は、2018年度入試で志願者数が2年連続で増加した反動から、対前年度指数93とやや減少している。ただし、募集人員が138人→118人に14.5%減少するため、競争はやや厳しくなりそうなので、注意したい。

・経済学部は、2018年度入試で志願者数が20%も増加した反動から、対前年指数90と減少している。ただし、高得点層は増加しており、易化傾向はない。

・教育学部は、2018年度入試で志願者数が50%近く増加したが、その反動はみられず、対前年指数102と前年並である。さらに、高得点層の増加もみられ要注意といえる。なお、第1段階選抜実施基準が約5倍→約4倍に厳しくなるが、第1段階選抜は実施されないと予想している。

・理学部は、対前年指数100の前年並となっている。ただし、学部全体の募集人員が222人→199人に10.4%減少するので、競争は厳しくなっている。系別では募集人員が10%以上減少する化学系、物理系、生物系では、競争が特に厳しくなっているため注意したい。系別の志望者数の対前年指数をみると、募集人員が大きく減少する数学系で126、地球科学系で87と増減の大きさがめだっている。学部全体として、高得点層の増加もみられる。

・工学部は、対前年指数94とやや減少している。ただし、学部全体として高得点層が増加しており注意したい。学科別では、増加した学科はなく、材料科学総合学科91、電気情報物理工学科92、化学・バイオ工学科92の減少がめだっている。機械知能・航空工学科は96とやや減少している上、募集人員が3.1%増加することから競争は緩和している。

・医学部医学科は、対前年指数92と減少している。ただし、募集人員が110人→105人に4.5%減少するため、競争は前年並で大きな変化はないが、高得点層が増加しており注意したい。なお、データネットB判定値得点率は92.0%で、第1段階選抜通過ラインは730点(81.1%)と予想している。

・医学部保健学科は、2018年度入試で志願者数が減少したがその反動はなく、対前年指数78と20%以上も減少している。専攻別では、すべての専攻が減少しており、特に放射線技術科学専攻は対前年指数63と30%を超える減少となっている。

・歯学部は、2018年度入試での志願者数14%増加の反動から、対前年指数93と減少している。なお、第1段階選抜実施基準が約4.5倍→約4倍に厳しくなるが、第1段階選抜通過ラインは620点(68.9%)と予想している。

・薬学部は、 2018年度入試での志願者数12%増加の反動から、対前年指数87と減少している。データネットB判定値得点率は85.6%となっている。

・農学部は、2018年度入試で志願者数が増加したが、その反動はなく対前年指数103とやや増加している。さらに、高得点層も増加しており注意したい。

後期日程

・大学全体では、2018年度入試で志願者数が21%増加した反動はなく、難関国立大後期の選択肢が減少している中で、対前年指数102と前年並で志望者数を維持している。

・経済学部は、2018年度入試で志願者数が53%増加した反動はみられず、対前年指数100と前年並となっている。データネットB判定値得点率は93.3%の高得点率となっている。なお、第1段階選抜通過ラインは705点(78.3%)と予想している。

・理学部は、対前年指数102と前年並となっている。系別では、数学系112の増加がめだつ。一方で、化学系は対前年誌素93と最も志望者数が減少している。