データネット2019 2019年度 大学入試センター試験 自己採点集計

東京大 大学情報

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分析レポート

※「対前年指数」とは、データネットにおける前年度の志望者数を100としたときの、今年度の志望者数の割合を示す。

前期日程

・前期日程の大学全体では、2018年度入試で志願者数が2年連続の増加となった反動もあって、対前年指数97とやや減少している。文理別の対前年指数をみると、文科類が98と前年並、理科類が97とやや減少し、理科類の減少がわずかに大きくなっている。

・文科類の対前年指数をみると、2018年度入試での志願者数増減の反動がみられ、文科二類が94、文科一類が97とそれぞれやや減少している。一方で、文科三類は100と前年並となっている。

・理科類の対前年指数をみると、文科類同様に2018年度入試での志願者数増減の反動がみられ、理科二類が96、理科一類が97とそれぞれやや減少している。一方で、理科三類は2018年度入試では志願者数が対前年で15%も減少した反動から105のやや増加となっている。

・高得点層の変化を見ると、文科類において増加がみられるが、理科類については大きな変化はない。いずれにしても、例年通りのハイレベルな入試になることが予想される。東京大は個別試験での勝負となることから、早期に気持ちを切り替えて、十分な準備をして試験に臨んでもらいたい。

・第1段階選抜通過ラインは、文科一類が600点(得点率66.7%)、文科二類が700点(77.8%)、文科三類が750点(83.3%)、理科一類が725点(80.6%)、理科二類が720点(80.0%)、理科三類が760点(84.4%)と予想している。第1段階選抜予告倍率が4.0倍から3.5倍と厳しくなった理科三類の通過ラインが高くなっており、出願にあたっては注意してほしい。

・例年センター試験後には、文科類は第1段階選抜通過ラインの高い科類から低い科類へ、理科類は個別試験の合格レベルを考慮して、理科一類から理科二類へといった、科類間の志望変更がみられるので注意が必要。