データネット2019 2019年度 大学入試センター試験 自己採点集計

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分析レポート

※「対前年指数」とは、データネットにおける前年度の志望者数を100としたときの、今年度の志望者数の割合を示す。

前期日程

・大学全体では、2018年度入試で志願者数が4年連続で増加した反動もあり、対前年指数97のやや減少となっている。経済学部、工学部、医学部は、AO・推薦入試の募集人員増加にともない、一般入試の募集人員が減少しているので、出願にあたっては注意したい。

・文学部は、2018年度入試で志願者数が3年連続増加した反動はなく、対前年指数103とやや増加している。

・外国語学部は、学部全体の対前年指数が96のやや減少となっている。専攻別でみると、志望者数の志望者指数が大きく増加しているのはビルマ語289、フィリピン語220、ペルシア語133などで、大きく減少しているのはハンガリー語47、ウルドゥー語61、デンマーク語62などとなっている。出願にあたっては、募集人員が少ない専攻も多いため、データネット後の志望変更にも注意したい。なお、第1段階選抜実施基準が約2倍→約2.3倍に緩和される。

・法学部は、2018年度入試で志願者数が減少した反動で、対前年指数108と増加している。学科別では、法学科が100の前年並、国際公共政策学科は125と増加している。

・経済学部は、2018年度入試で志願者数が5年連続増加した反動はなく、対前年指数104とやや増加している。

・理学部は、2018年度入試で志願者数が増加した反動で、対前年指数94とやや減少している。学科・コース別では、生物科学科生物科学コースが対前年指数102と唯一増加している。

・工学部は、2018年度入試で志願者数が2年連続減少した反動はなく、対前年指数96とやや減少し、競争は緩和しているが、学部全体で募集人員が30人減少するので注意したい。学科別では、5学科とも減少しており、特に環境・エネルギー工学科は対前年指数86と大きく減少している。なお、2018年度入試まで、全受験生に配点Aと配点Bの2つの得点を持たせて選考していたが、2019年度入試より配点Bが廃止されるため注意したい。

・基礎工学部は、2018年度入試で志願者数が増加した反動は小さく、対前年指数95のやや減少にとどまっている。学科別では、情報科学科が対前年指数106と唯一増加している。一方で、化学応用科学科は80と大きく減少している。

・医学部医学科は、2018年度入試で志願者数が増加した反動はほとんどなく、対前年指数98の前年並となっている。また、募集人員が100人→95人に5.0%減少するため注意したい。なお、第1段階選抜は、センター試験の得点が900点満点中720点以上の志願者のうちから、募集人員の約2.6倍までを第1段階選抜合格者とするが、第1段階選抜通過ラインは765点(得点率85.0%)と予想している。

・医学部保健学科は、2018年度入試で志願者数が減少した反動はなく、学科全体では、対前年指数92と減少している。なお、募集人員が学科全体で151人→144人に4.6%減少するので注意したい。専攻別では3専攻とも減少しており、特に、放射線技術科学専攻の対前年指数82の減少がめだっている。

・歯学部は、2018年度入試で志願者数が増加した反動で、対前年指数76の減少となっているが、高得点層は増加しているので、ハイレベルの入試には変わりない。

・薬学部は、2019年度入試から薬科学科が募集を停止し、6年制の薬学科のみの募集となるが、募集人員が20人→65人と3倍以上になる。薬学科のみの比較では、2018年度入試で志願者数が増加した反動はなく、対前年指数159と増加しているが、競争はむしろ緩和している。なお、募集停止となった薬科学科を加えた学部全体の対前年指数は95とやや減少している。