データネット2019 2019年度 大学入試センター試験 自己採点集計

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分析レポート

※「対前年指数」とは、データネットにおける前年度の志望者数を100としたときの、今年度の志望者数の割合を示す。

前期日程

・大学全体では、2018年度入試で志願者数は5年連続減少だったが、その反動はみられず対前年指数97のやや減少となっている。文理別では、文系は101の前年並、理系は95のやや減少となっている。

・文学部は、2018年度入試で志願者数が2年連続増加した反動で、対前年指数95のやや減少となっている。

・法学部は、2018年度入試で志願者数が増加した反動はなく、対前年指数105のやや増加となっている。

・経済学部は、(文系)は2018年度入試で志願者数が3年連続増加した反動はなく、対前年指数106とやや増加となっている。一方で、(理系)は対前年指数91と減少しているが、2018年度入試で志願者数が17%減少した反動に注意したい。

・教育学部は、2018年度入試では(文系)、(理系)ともに志願者数が15%以上減少したが、対前年指数は、(文系)は103とやや増加、(理系)は反動により127と増加している。なお、2段階選抜の実施が予想されており、第1段階選抜通過ラインは、(文系)が655点(得点率72.8%)、(理系)が720点(80.0%)と予想している。

・総合人間学部は、(文系)は対前年指数90の減少、(理系)も対前年指数87の減少となっている。今回のセンター試験は平均点がアップしたことで、極端な個別試験重視の配点に期待して流入する受験生は多くないとは思われるが、今後は個別試験対策に集中してほしい。なお、2段階選抜の実施が予想されており、第1段階選抜通過ラインは、(文系)(理系)ともに720点(得点率80.0%)と予想している。

・理学部は、2018年度入試で志願者数が3年連続減少した反動で、対前年指数110の増加となっている。なお、第1段階選抜通過ラインはセンター試験5教科7科目900点満点で630点以上とされている。データネットB判定値得点率の90.7%を参考に出願を行い、また、センター試験225点、個別試験975点という個別試験をかなり重視した配点なので、今後は個別試験対策をしっかりと行うことが大事だ。

・工学部は、学部全体の対前年指数は91と減少している。6学科全てが減少しており、特に地球工学科が85、工業化学科が87の減少となっているが、高得点層の増加傾向があり、易化傾向はない。なお、工学部は第2志望学科まで選択可能なので、データネットB判定値得点率を参考にしてうまく出願を行ってほしい。その上で、センター試験200点、個別試験800点と、個別試験を重視した配点なので、今後の個別試験対策をしっかりと行ってもらいたい。

・医学部医学科は、対前年指数94と減少しているが、高得点層は増加しており、ハイレベルな入試に変わりはない。

・医学部人間健康科学科は、2018年度入試では志願者数が26%減少したが、その反動はみられず、対前年指数90と減少している。

・薬学部は、2018年度入試で志願者数が2年連続微増だったが、志望者数の対前年指数100の前年並となっている。

・農学部は、2018年度入試で志願者数が3年ぶりに増加したが、その反動は小さく対前年指数98の前年並となっている。学科別の対前年指数をみると、地域環境工学科が123と増加している。一方で、資源生物科学科が82、食料・環境経済学科が91の減少と学科間で対照的な志望状況となっている。なお、出願の際は第6志望まで学科選択ができるので、データネットB判定値得点率や第2回ベネッセ・駿台記述模試のB判定値などを参考にして、うまく出願を行いたい。

後期日程

・特色入試として法学部のみ実施の後期日程は、2018年度入試で志願者数が24%減少した反動で、対前年指数113の増加となっている。