データネット2019 2019年度 大学入試センター試験 自己採点集計

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分析レポート

※「対前年指数」とは、データネットにおける前年度の志望者数を100としたときの、今年度の志望者数の割合を示す。

前期日程

・大学全体では、対前年指数102の前年並となっている。2019年度入試では、「志」特別入試を新規実施するため、募集人員が変更となっているので注意したい。

・文学部は、2018年度入試で志願者数が対前年で20%減少した反動から、対前年指数112と増加している。なお、募集人員が80人→77人と3.8%減少しているので注意したい。

・法学部は、2018年度入試で志願者数が減少した反動はなく、対前年指数97のやや減少となっている。なお、募集人員が120人→117人と2.5%減少しているので注意したい。

・経済学部は、2018年度入試で志願者数が3年連続増加した反動はなく、対前年指数124と増加している。3区分とも増加しており、特に(英数選抜)が対前年指数160、(総合選抜)が対前年指数124と大きく増加している。2018年度入試より、3区分募集となり学部合計の募集人員が200人→220人と10.0%増加しており、それが周知されたことが影響していると考えられる。

・経営学部は、2018年度入試で志願者数が2年連続増加した反動から、対前年指数83と減少している。

・国際人間科学部は、学部全体の対前年指数は103とやや増加している。学科別では、子ども教育学科が対前年指数122、発達コミュニティ学科が対前年指数113と増加しているのがめだつ。なお、環境共生学科の理科系で募集人員が32人→30人と6.3%減少しているので注意したい。

・理学部は、2018年度入試で志願者数が対前年で18%減少した反動から、対前年指数118と増加している。5学科がいずれも増加している。なお、生物学科で募集人員が20人→18人と10.0%減少しているので注意したい。

・工学部は、2018年度入試で志願者数が3年連続減少した反動から、対前年指数106とやや増加している。学科別では、建築学科が対前年指数95とやや減少している。なお、応用化学科、機械工学科、情報知能工学科、市民工学科の4学科で募集人員が減少しているので注意したい。

・海事科学部は、2018年度入試で志願者数が減少した反動から、対前年指数105とやや増加しているが、募集人員が140人→143人と2.1%増加しているため、募集人員に対する志望者数の割合はほぼ前年並である。

・医学部医学科は、2018年度入試で志願者数が減少した反動はなく、対前年指数83と減少している。なお、データネットB判定値得点率は90.3%なので、これを目安に出願したい。また、2段階選抜の実施が予想されているが、第1段階選抜通過ラインは650点(72.2%)と予想しており、神戸大学医学部医学科志望者にとっては高くないといえる。

・医学部保健学科は、学部全体の対前年指数は94とやや減少している。専攻別では、作業療法学専攻が対前年指数168と増加している一方で、看護学専攻は80と減少している。なお、すべての専攻で募集人員が変更となっているので注意したい。

・農学部は、対前年指数98と前年並になっている。前年度の志願者数の増減の反動によって、その年の志願者数が増減する傾向が継続しており、2019年度入試では志願者数が減少する年にあたる。なお、5コースで募集人員が変更となっている。

後期日程

・大学全体では、対前年指数97とやや減少している。2019年度入試から、「志」特別入試を新規実施するため、募集人員が変更となっているので注意したい。

・文学部は、2018年度入試で志願者数が減少した反動はなく、対前年指数99と前年並になっている。

・法学部は、2018年度入試で志願者数が2年連続増加した反動はなく、対前年指数113と増加している。なお、第1段階選抜基準が約7倍→約10倍へ変更となり緩和されている。

・国際人間科学部は、学部全体の対前年指数は89の減少となっている。学科別では、子ども教育学科が159と増加しているが、一方でその他の4つの募集単位では、いずれも減少している。特にグローバル文化学科は80と最も大きく減少している。なお、環境共生学科の理科系で募集人員が12人→9人と25.0%減少しているので注意したい。

・理学部は、2018年度入試で志願者数が増加した反動から、対前年指数93とやや減少している。学科別では、募集人員が5人→4人に20.0%減少する生物学科は、105のやや増加、数学科は101の前年並となっているが、一方でその他の3学科はいずれも減少している。化学科は2018年度入試で志願者数が3年連続減少しているので反動に注意が必要である。なお、惑星学科も募集人員が10人→8人と20.0%減少している。

・工学部は、2018年度入試で志願者数が増加した反動から、対前年指数94とやや減少している。なお、募集人員が情報知能工学科は21人→20人と4.8%減少、電気電子工学科は20人→18人と10.0%減少、建築学科も18人→16人と11.1%減少しているので注意したい。

・海事科学部は、2018年度入試で志願者数が対前年で41%増加した反動は小さく、対前年指数96とやや減少している。

・医学部保健学科は、対前年指数105とやや増加している。専攻別では理学療法学専攻のみ68と減少している。なお、募集人員が看護学専攻は10人→8人と20.0%減少、作業療法学専攻は5人→3人と40.0%減少、理学療法学専攻は5人→3人と40.0%減少と、検査技術科学専攻を除き変更となっているので注意したい。

・農学部は、2018年度入試で志願者数が対前年で23%増加した反動は小さく、対前年指数96とやや減少している。学科・コース別にみると、生命機能科学科環境生物学コースは132の増加、生命機能科学科応用生命化学コースは106とやや増加している。一方で、食料環境システム学科食料環境経済学コースは61と減少がめだっている。