データネット2019 2019年度 大学入試センター試験 自己採点集計

全国 医学部医学科

分析レポート

※「対前年指数」とは、データネットにおける前年度の志望者数を100としたときの、今年度の志望者数の割合を示す。
※特に記載がない場合の数値は一般枠の集計を示す。難関10大学の医学部医学科については各大学の分析に記載。

前期日程

・対前年指数をみると、全体では95とやや減少しているが、一般枠と地域枠等別では、一般枠が95とやや減少、地域枠等は99と前年並になっている。

・北海道地区全体の対前年指数は96とやや減少している。

・東北地区全体の対前年指数は96とやや減少している。
弘前大は、2019年度入試からセンター試験での理科の配点が200点→300点へと高くなる。2018年度入試で志願者数が増加した反動はなく、対前年指数は110と増加している。第1段階選抜通過ラインは800点(得点率80.0%)を予想している。
山形大は、2019年度入試から面接を点数化する。2018年度入試で志願者数が2年連続で減少した反動はなく、対前年指数は100と前年並になっている。第1段階選抜通過ラインは640点(得点率71.1%)を予想している。
福島県立医大は、2018年度入試で志願者数が対前年で35%減少した反動から、対前年指数は118と増加している。第1段階選抜通過ラインは690点(得点率76.7%)を予想している。

・関東・甲信越地区全体の対前年指数は98と前年並になっている。
筑波大は、2019年度入試から個別試験で面接が適性試験(筆記試験と面接)になる。また、募集人員が63人→58人に7.9%減少し、第1段階選抜の基準が約5倍→約2.5倍となり通過予定人数が410人→145人に減少するため、対前年指数は87と減少している。第1段階選抜通過ラインは760点(得点率84.4%)を予想している。
千葉大は、2018年度入試で志願者数が対前年で20%減少した反動から、対前年指数は110と増加している。データネットB判定値得点率は91.1%となっている。
横浜市立大は、2019年度入試から募集人員が一般枠は60人→58人に3.3%、医療枠は20人→17人に15.0%減少する。2018年度入試で志願者数が減少した反動はなく、対前年指数は99と前年並になっている。第1段階選抜通過ラインは750点(得点率75.0%)を予想している。
新潟大は、2019年度入試から新規に2段階選抜を募集人員の約4倍で実施すると予告しており、個別試験の配点を変更して個別試験重視型にする。2018年度入試で志願者数が3年連続増加した反動はなく、対前年指数は110と増加している。第1段階選抜通過ラインは625点(得点率83.3%)を予想している。

・東海・北陸地区全体の対前年指数は84と減少している。
浜松医大は、2019年度入試からセンター試験の配点変更により個別試験重視型となる。また、個別試験の面接の配点を150点→100点に変更する。2018年度入試で志願者数が対前年で41%減少した反動はなく、対前年指数は90と減少している。第1段階選抜通過ラインは690点(得点率76.7%)を予想している。
名古屋市立大は、2019年度入試から新規に2段階選抜の実施予告をしており、センター試験の成績が総配点500点中375点以上の者を合格とするとしている。2018年度入試で志願者数が増加した反動から、対前年指数は59と減少している。データネットB判定値得点率は89.0%となっている。

・近畿地区全体の対前年指数は91と減少している。
大阪市立大は、2019年度入試から募集人員が80人→75人に6.3%減少する。2018年度入試で志願者数が2年連続増加した反動もあり、対前年指数は78と減少している。第1段階選抜通過ラインは650点(得点率72.2%)を予想している。

・中国地区全体の対前年指数は94とやや減少している。
広島大は、2019年度入試から第1段階選抜の基準が約8倍→約7倍と厳しくなるが、募集人員が75人→90人に20.0%増加するため通過予定人数が600人→630人に増加する。対前年指数は101と前年並になっているが、2018年度入試で志願者数が対前年で17%減少した反動に注意が必要だ。第1段階選抜通過ラインは630点(得点率70.0%)を予想している。

・四国地区全体の対前年指数は103とやや増加している。
徳島大は、2019年度入試から募集人員が72人→64人に11.1%減少する。2018年度入試で志願者数が23%減少した反動で、対前年指数は105とやや増加している。第1段階選抜通過ラインは730点(得点率81.1%)を予想している。
高知大は、2018年度入試で志願者数が対前年で23%増加した反動から、対前年指数は84と減少している。第1段階選抜通過ラインは710点(得点率78.9%)を予想している。

・九州・沖縄地区全体の対前年指数は102と前年並になっている。
熊本大は、2019年度入試からセンター試験の地歴選択科目からA科目を除外する。2018年度入試で志願者数が対前年で42%減少した反動から、志望者数の対前年指数は122と増加している。第1段階選抜通過ラインは330点(得点率82.5%)を予想している。
鹿児島大は、2019年度入試から面接の合格基準(不合格)を30点未満→10点以下に変更する。2018年度入試で志願者数が対前年で33%増加した反動はなく、対前年指数は130と増加している。第1段階選抜通過ラインは680点(得点率75.6%)を予想している。

後期日程

・対前年指数をみると、全体では99と前年並になっている。

・山形大は、2018年度入試で志願倍率が17.4倍→11.0倍とダウンしたことから、対前年指数172と増加している。第1段階選抜通過ラインは780点(得点率86.7%)を予想している。

・福島県立医大は、2018年度入試で志願者数が対前年で22%減少した反動から、対前年指数117と増加している。第1段階選抜通過ラインは750点(得点率83.3%)を予想している。

・山梨大は、2018年度入試で志願者数が対前年で22%減少した反動から、対前年指数112と増加している。第1段階選抜通過ラインは755点(得点率83.9%)を予想している。

・浜松医大は、2019年度入試からセンター試験の外国語の配点を250点→200点に変更する。2018年度入試で志願者数が対前年で63%増加した反動から、志望者数の対前年指数は70と減少している。第1段階選抜通過ラインは770点(得点率85.6%)を予想している。

・広島大は、2019年度入試から募集人員が20人→5人に75.0%減少するため、対前年指数は55と減少している。データネットB判定値得点率は91.7%となっている。

・愛媛大は、2019年度入試から個別試験科目を小論文から総合問題に変更する。2018年度入試で志願者数が対前年で51%減少した反動はみられず、対前年指数は96とやや減少している。第1段階選抜通過ラインは720点(得点率80.0%)を予想している。

・鹿児島大は、2019年度入試から面接の合格基準(不合格)を30点未満→10点以下に変更する。2018年度入試で志願者数が対前年で40%増加した反動はなく、志望者数の対前年指数は135と増加している。第1段階選抜通過ラインは770点(得点率85.6%)を予想している。