データネット2018 2018年度 大学入試センター試験 自己採点集計

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分析レポート

※「対前年指数」とは、データネットにおける前年度の志望者数を100としたときの、今年度の志望者数の割合を示す。

前期日程

・前期日程では、個別試験の得点のみで合否判定が行われる。ただし、センター試験5教科7科目で英語リスニングを含む950点満点中600点(英語以外の外国語を選択した場合やリスニング免除者については外国語200点を250点に換算する)の基準点に満たない場合は出願できないので、注意してほしい。

・2017年度入試で、2年連続で志願者数が増加し、志願倍率が4.4倍から4.7倍にアップした反動はなく、大学全体の対前年指数は102と前年並である。

・志望者数が増加した類の対前年指数をみると、第2類が2017年度入試で減少した反動から127と最も大きく増加している。第6類も建築・土木系への高い人気から113と増加している。第1類、第5類はそれぞれ105、107のやや増加となっている。

・減少した類の対前年指数をみると、第7類が2017年度入試で志願者数が増加し、志願倍率も2.7倍から3.2倍にアップした反動から87と最も大きく減少している。第4類も2017年度入試で3年連続増加だった反動から、92と減少している。第3類は98と前年並の志望者数となっている。

・高得点層の分布には志望者数が減少している類を含めて大きな変化はなく、志望者の減少が難易の変化にはつながっていないので注意したい。

・前期日程は出願にあたっては、第2志望の類を記入できるので、類ごとの志望者数の増減に惑わされすぎないようにしたい。

後期日程

・後期日程は、第7類のみの募集だが、第1段階選抜はセンター試験5教科7科目で実施され、個別試験は総合問題が出題される。総合問題は、高等学校までに学ぶ理系科目(化学基礎および化学)を中心とした設問により、基礎学力および論理的な思考力が評価される。合否判定は、センター試験が数学I・A、数学II・B、理科2科目、外国語の3教科5科目の合計250点、個別試験200点の合計450点で行われ、配点はセンター試験重視となっている。

・2016年度入試から募集人員が15人増加したにも関わらず、難関大学の後期廃止が続いたこともあり、志願倍率は14倍〜15倍を維持してきたが、対前年指数89と減少しており、競争の緩和がみられる。

・第1段階選抜通過ラインは、950点満点で825点、得点率86.8%の高得点を予想しているので、十分に注意して出願してほしい。