データネット2018 2018年度 大学入試センター試験 自己採点集計

東京大 大学情報

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分析レポート

※「対前年指数」とは、データネットにおける前年度の志望者数を100としたときの、今年度の志望者数の割合を示す。

前期日程

・前期日程の大学全体では、2017年度入試で志願者数がやや増加だった反動はなく、対前年指数102の前年並となっている。文理別の対前年指数をみると、文科類が102、理科類が101といずれも前年並だが、文科類の増加がわずかに大きくなっている。

・文科類の対前年指数をみると、模試動向でもみられた経済・経営・商学系統への高い人気を反映して文科二類が108と増加している。文科一類も103のやや増加だが、文科三類は98の前年並となっている。

・理科類の対前年指数をみると、理科一類は2017年度入試での志願者数の2年連続減少の反動もあって103とやや増加している。一方で、理科二類は98の前年並、理科三類が97のやや減少と他の2つの理科類では増加はみられない。

・文科類および理科三類では、高得点層には大きな変化はないが、理科一類、理科二類では高得点層が増加しており注意したい。いずれにしても、例年通りのハイレベルな入試には大きな変化はないことが予想される。東京大は個別試験での勝負となることから、早期に気持ちを切り替えて、十分な準備をして試験に臨んでもらいたい。

・第1段階選抜通過ラインは、文科一類が680点(75.6%)、文科二類が700点(77.8%)、文科三類が730点(81.1%)、理科一類が735点(81.7%)、理科二類が715点(79.4%)、理科三類が690点(76.7%)と予想している。

・例年センター試験後には、文科類は第1段階選抜通過ラインの高い科類から低い科類へ、理科類は個別試験の合格レベルを考慮して、理科一類から理科二類へといった、科類間の志望変更がみられるので注意が必要。

・理科三類の個別試験で11年ぶりに面接が復活した。10分程度の個人面接で、人間的な成熟度や医学部医学科への適性、コミュニケーション能力などから、医療や医学研究にふさわしい資質があるかを評価するとしている。