データネット2018 2018年度 大学入試センター試験 自己採点集計

九州大 大学情報

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分析レポート

※「対前年指数」とは、データネットにおける前年度の志望者数を100としたときの、今年度の志望者数の割合を示す。

・九州大では、2018年度入試より新たに共創学部が新設される。これに伴い、各学部の募集人員が減少しているので注意が必要。また、理学部数学科、歯学部の後期日程がそれぞれ廃止される。

前期日程

・大学全体では、対前年指数は99の前年並。新設の共創学部を除いた文理別対前年指数は、文系が89の減少、理系が98の前年並となっている。

・新設の共創学部は、募集人員65人に対して206人の志望者が集まった。また、英語能力試験の成績も利用できるが、センター試験の「英語」は必須である。出願書類には志望理由書があるので注意が必要。

・文学部は、2017年度入試で志願者数が増加した反動から、対前年指数は90の減少。なお、募集人員が15人(11.2%)減少する。

・教育学部は、2017年度入試で志願者数が3年連続増加した反動から、対前年指数は89の減少。なお、募集人員は3人(7.7%)減少する。

・法学部は、2017年度入試で志願者数が増加した反動から、対前年指数は93のやや減少。なお、募集人員が8人(5.2%)減少する。

・経済学部は、学部全体では対前年指数は86と減少。学科別での対前年指数は、経済工学科は90、経済・経営学科は85といずれも減少している。なお、募集人員は経済工学科は3人(4.3%)、経済・経営学科は6人(5.2%)減少する。

・理学部は、学部全体で対前年指数は93とやや減少、募集人員が10人(5.3%)増加することから、競争は緩和することが予想される。学科別では、化学科は101の前年並、物理学科は94、地球惑星科学科は93のやや減少、数学科は92、生物学科は82と減少している。なお、各学科には国際理学コースが新設されるが、募集人員は前期日程に含まれる。

・理科3科目が必要な医学部医学科は、2017年度入試で2年連続減少した反動はなく、対前年指数は97とやや減少となっている。データネットB判定値得点率は90.0%で、第1段階選抜通過ラインは650点(72.2%)と予想される。なお、個別試験の理科では、物理、化学が必須。

・歯学部は、2017年度入試で志願者数が増加した反動から、対前年指数は74と減少している。なお、募集人員が3人(7.1%)増加することから、競争は緩和することが予想される。

・薬学部は、学部全体では2017年度入試で志願者数が減少した反動から、対前年指数は104のやや増加。学科別では、臨床薬学科は119の増加。一方で、創薬科学科は86と減少している。

・工学部は、学部全体で対前年指数は93とやや減少しているが、募集人員が16人(2.3%)減少するので、競争は前年並といえる。学科別では、増加しているのは電気情報工学科の112のみで、エネルギー科学科の75の減少がめだつ。

後期日程

・大学全体では、対前年指数は90の減少。文理別では、文系が97のやや減少、理系が88と減少している。

・文学部は、2017年度入試で志願者数が増加した反動はなく、対前年指数は102の前年並となっている。なお、募集人員は3人(12.0%)減少する。

・法学部は、2017年度入試で志願者数が減少した反動はなく、対前年指数は98の前年並となっている。なお、募集人員は2人(5.7%)減少する。

・経済学部は、2017年度入試で2年連続増加した反動から、学部全体では対前年指数は93のやや減少。学科別での対前年指数は、経済工学科は124の増加、経済・経営学科は83と減少している。なお、募集人員は経済工学科は1人(5.0%)減少、経済・経営学科は2人(6.1%)減少する。

・理学部は、2018年度より数学科が廃止される為、数学科を除いた既存学科で比較すると対前年指数は90の減少。学科別では、物理学科は106のやや増加、地球惑星科学科は98の前年並、生物学科は84、化学科は76の減少となっている。

・薬学部は、学部全体では対前年指数は91の減少。学科別の対前年指数は、臨床薬学科は115の増加、創薬科学科は74の減少となっている。

・工学部は、2017年度入試で2年連続減少した反動はなく、学部全体では対前年指数は94のやや減少。なお、募集人員は4人(3.4%)減少する。学科別では、地球環境工学科は114の増加、電気情報工学科は102の前年並、機械航空工学科は94とやや減少、物質科学工学科は86、建築学科は84、エネルギー科学科は75と減少している。