データネット2018 2018年度 大学入試センター試験 自己採点集計

神戸大 大学情報

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分析レポート

※「対前年指数」とは、データネットにおける前年度の志望者数を100としたときの、今年度の志望者数の割合を示す。

前期日程

・大学全体では、対前年指数97のやや減少となっている。文理別では、文理ともに97のやや減少で文理間に差はなかった。

・文学部は、2017年度入試で志願者数が増加した反動から、対前年指数85の減少で、高得点層も少なく、易化傾向がみられる。

・法学部は、2017年度入試で志願者数が3年連続増加した反動はなく、対前年指数105とやや増加している。ただし、高得点層は減少しており、難化傾向はない。

・経済学部は、3つの募集区分に分かれての募集となるが、学部全体では2017年度入試で2年連続志願者数が増加した反動はなく、対前年指数108と増加している。しかし、高得点層の増加はなく、難化傾向はない。

・経営学部は2017年度入試で志願者数が増加したが反動はなく、対前年指数100と前年並となっている。

・新設2年目の国際人間科学部は、対前年指数は84と減少している。全ての学科、方式で減少しているが、特に環境共生学科<理科系>は、対前年指数65で前期の5つの募集区分の中で最も大きく減少している。

・理学部は、2017年度入試での3年連続の志願者数増加の反動から、学部全体の対前年指数は95のやや減少となっている。学科別は、物理学科が115の増加、数学科が106のやや増加だった。一方で、生物学科83、化学科85の2学科が減少となっている。

・工学部は、学部全体の対前年指数は100と前年並となっている。学科別では、情報知能工学科が130、電気電子工学科が125と増加している。一方で、2017年度入試の増加の反動で市民工学科が75と最も大きく減少している。さらに応用化学科が81、機械工学科が83と減少がめだっている。

・海事科学部は、2017年度入試で志願者数が2年連続増加した反動から、対前年指数81と減少している。ただし、高得点層の変化はないので、易化傾向はみられない。

・医学部医学科は、2017年度入試で志願者数が2年連続増加した反動から、対前年指数90と減少している。なお、データネットB判定値得点率は90.3%なので、これを目安に出願したい。なお、2段階選抜の実施が予想されているが、第1段階選抜通過ラインは650点(72.2%)と予想しており、神戸大学医学部医学科志望者にとっては高くない得点となっている。

・医学部保健学科は、2017年度入試での増加の反動はなく、対前年指数110と増加している。専攻ごとの対前年指数は極端に分かれており、看護学専攻が128、理学療法学専攻が118と増加している一方で、作業療法学専攻が85、検査技術科学専攻が91と減少している。

・農学部は、2017年度入試で志願者数が減少したが反動は小さく、学部全体では対前年指数は104のやや増加に留まっている。増加している学科・コースでは、特に食料環境システム学科/生産環境工学コースが対前年指数147と増加がめだっている。他の学科・コースは10%以内の増減に収まっている。

後期日程

・文系学部は、2017年度入試では大阪大学の後期日程の廃止の影響を受け、志願者数が増加した。その反動による志望者数の減少がみられ、学部別の対前年指数は、文学部が93、法学部が95とやや減少している。

・新設2年目の国際人間科学部は、学部全体での対前年指数は96のやや減少となっている。

・理学部は、学部全体の対前年指数は103とやや増加している。学科別の対前年指数は、数学科が125、物理学科が117と増加しているなか、惑星学科が80と減少している。

・工学部は、学部全体では対前年指数108と増加している。学科別の対前年指数をみると、情報知能工学科が128、電気電子工学科が122と増加している学科がある一方で、最も対前年指数が小さい機械工学科でも96のやや減少に留まっている。

・海事科学部は、2017年度入試で募集人員が増加したにも関わらず志願者数が減少し、志願倍率が9.4倍から5.9倍にダウンした。しかし、その反動は全くみられず、対前年指数82と減少している。ただし、高得点層には大きな変化はない。

・農学部は、2017年度入試で志願者数が2年連続減少した反動から、学部全体では対前年指数105とやや増加している。学科・コース別の対前年指数をみると、食料環境システム学科/食料環境経済学コースが169と最も大きく増加しており、食料環境システム学科/生産環境工学コースも111と増加している。一方で、生命機能科学科/環境生物学コースは71と減少している。