名古屋大
分析レポート
前期日程
大学全体では、対前年指数99の前年並となっている。
・文学部は、2016年度入試で志願者数が減少した反動はなく、対前年指数98の前年並となっているが、高得点層が増加しており厳しい入試が予想される。
・法学部は、2016年度入試で志願者数が増加した反動は見られず、対前年指数104とやや増加となっている。
・経済学部は、2016年度入試で志願者数が2年連続増加した反動は見られず、対前年指数94とやや減少している。
・教育学部は、2016年度入試で志願者数が2年連続増加した反動はなく、対前年指数100の前年並となっている。
・情報文化学部から改組される情報学部は、2017年度から新設のコンピュータ科学科に144人の志望者が集まったことで、学部全体の対前年指数191の増加となった。人間・社会情報学科は対前年指数146の増加、自然情報学科は対前年指数99の前年並となっている。
・理学部は、2016年度入試において志願者数が増加した反動はなく、対前年指数100と前年並となっている。
・学科改組が行われる工学部は、学部全体の対前年指数は93とやや減少している。学科別では物理工学科の対前年指数45の減少が目立つ。2017年度から新設の電気電子情報工学科は452人、化学生命工学科は219人、マテリアル工学科は189人、エネルギー理工学科は60人の志望者がそれぞれ集まった。
・医学部医学科は、2016年度入試で志願者数が3年連続増加した反動から、対前年指数92と減少している。出願の目安となるデータネットB判定値得点率は90.6%で、第1段階選抜通過ラインは、720点(80.0%)と予想される。個別試験は教科対策に加えて、面接の対策も必要。
・医学部保健学科は、学科全体で対前年指数94とやや減少している。専攻別の対前年指数は作業療法学専攻の増加(対前年指数138)、放射線技術科学専攻の減少(対前年指数77)が目立つ。
・農学部は、2016年度入試で志願者数が減少した反動はなく、対前年指数は98の前年並となった。
後期日程
募集人員5人のみの医学部医学科は、2016年度入試で志願者数が2年連続増加の反動は小さく、対前年指数96とやや減少している。出願の目安となるデータネットB判定値得点率は91.1%で、第1段階選抜通過ラインは、790点(87.8%)と予想される。また、出願書類には志願理由書があるので注意が必要。
※「対前年指数」とは、データネットにおける前年度の志望者数を100としたときの、今年度の志望者数の割合を示す。