一橋大

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分析レポート

前期日程

・対前年指数は、大学全体では111と増加している。学部別では、商学部が102と前年並だが、高得点層が増加しており、注意したい。他の3学部はすべて10%以上増加している。特に、社会学部は117の大幅な増加で、高得点層も増加しており要注意といえる。経済学部は114、法学部も111とそれぞれ増加しており、高得点層の増加もみられる。

・各学部とも2段階選抜の実施が予想されており、注意してほしい。第1段階選抜通過ラインは、法学部665点(73.9%)、経済学部650点(72.2%)、商学部660点(73.3%)、社会学部725点(80.6%)と予想している。

後期日程

・対前年指数は、難関大の後期日程の廃止が続いていることから、大学全体では118と大幅な増加となっている。

・学部別の対前年指数は、経済学部は2016年度入試で志願者数が2年連続増加して、志願倍率が16倍を上回ったこともあって、大幅な増加とはならず104のやや増加に留まっているが、社会学部は149、法学部は131の大幅な増加となっている。高得点層の増加も顕著で、厳しい入試が予想され、特に社会学部で難化が見られる。

・前期同様に各学部で2段階選抜の実施が予想されており、第1段階選抜通過ラインは、法学部810点(90.0%)、経済学部725点(90.6%)、社会学部810点(90.0%)といずれもかなりの高得点を予想している。なお、法学部、社会学部は5教科7,8科目900点満点だが、経済学部は5教科6,7科目800点満点であることに注意したい。

・後期日程は、前期日程合格・入学手続などによる欠席者が多く出ることにより、例年、実質倍率は低くなっている。したがって、第1段階選抜通過ラインをクリアできていれば、強気で出願して欲しい。

※「対前年指数」とは、データネットにおける前年度の志望者数を100としたときの、今年度の志望者数の割合を示す。