気をつけて欲しいこと

解答する科目と入試科目の入念なチェックを

特に理科は、科目の選択方法に注意が必要です。また、地理歴史・公民や理科(2)で「2科目受験」をする場合、どちらの科目を先に解答するかも出願に大きく影響します。以下にポイントを整理したので、よく読んだ上で試験に臨みましょう。

ポイント1

受験生は事前に申請したA~Dの4パターンのいずれかを受験し、試験当日に科目選択方法を変更することはできない!

*大学入試センター資料

*理科(1)は1科目のみの受験は不可

図1 理科出題科目と選択方法

グループ 出題科目 配点(試験時間)
理科(1)
  • 物理基礎
  • 化学基礎
  • 生物基礎
  • 地学基礎

2科目100点
(60分)

理科(2)
  • 物理
  • 化学
  • 地学
  • 地学基礎

1科目100点
(60分)

2科目200点
(130分)

科目選択方法

以下4パターンから選択

  • A:理科(1)から2科目
  • B:理科(2)から1科目
  • C:理科(1)から2科目及び
    理科(2)から1科目
  • D:理科(2)から2科目

ポイント2

地理歴史・公民や理科(2)で1科目のみ課す大学の場合、高得点科目を採用するか第1解答科目を採用するかは大学により異なる! 自分の得意科目を最初に解く科目(第1解答科目)にしよう!

図2 理科(2)で2科目受験した場合の大学の科目採用例

選択科目と結果 Sさん Tさん
第1解答科目 物理・80点 化学・50点
第2解答科目 化学・65点 物理・90点
大学が採用した科目 Sさん Tさん
A大学(高得点科目採用) 物理 物理
B大学(第1解答科目採用) 物理 化学

ポイント3

受験する大学によっては入試科目を制限する場合があるので、出願候補の大学の入試科目は必ず調べよう!

図3 「2単位科目」「4単位科目」

  2単位科目 4単位科目
地理歴史 「世界史A」「日本史A」「地理A」 「世界史B」「日本史B」「地理B」
公民 「現代社会」「倫理」「政治・経済」 「倫理、政治・経済」
理科 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」 「物理」「化学」「生物」「地学」